令和元年第6回糸満市議会定例会が、令和元年12月20日に開催された。
議会では、合計15の議案が審議され、全て可決された。その中でも重要な議案として、議案第96号の糸満市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例や、議案第99号の糸満市議会議員の議員報酬の改正が挙げられる。
まずは議案第96号について、地方公務員法及び地方自治法に基づき、会計年度任用職員の制度が創設されたことに伴う条例制定が必要となった。市民健康部長の福元信美氏は「新制度に対応するため、必要な措置を講じなければならない」と強調した。
次に議案第99号では、議員及び特別職員常勤の期末手当の支給割合の平準化を図るための改正が提案され、玉城哲郎君が「市民の立場で議会活動をする責任を忘れてはいけない」と述べた。この提案に対し、全会一致での可決を見込まれた。
また、議案第111号に関しては、糸満市文化・平和・観光振興センター建設工事の契約変更が議題となった。玉城哲郎君は「事務経費が増加する可能性がある」と懸念したが、委員会での状況説明により、心配いらないとの結論に至った。議長は、すぐに休憩を挟んだ後、さらに議案の詳細を審議した。
全体を通し、議会の雰囲気は、市民の利便性向上を考慮し、議員が積極的に意見交換しながら進められた。また平成30年度の税収が見込まれる中、複数の議案が一括して審議される場面も見受けられた。
議会を通じて、地域の行政運営における公平性や効率を維持し、市民の生活向上に向けての施策が期待されている。
議会の最後には、令和2年度建物管理業務委託の入札に関する要請も行われ、全体として充実した内容となった。今後の市の成長と発展が響く定例会となった。