令和6年7月1日、糸満市議会定例会が開催され、議員たちが様々な議題について活発な議論を交わしました。
議長「これから本日の会議を開きます。まずは一般質問を行います。」
これに対し、議員たちは多岐にわたる質問を用意し、特に金城敏議員が取り上げた「糸満市の公園及び施設管理」の議題では、農村環境改善センターと市が管理する公園の遊具について指摘がなされました。金城議員は具体的に「公園の遊具に損傷があり、使用を止めている公園は何か所あるのか」と問いかけました。
建設部長「使用を止めている遊具は9か所あります。」と回答しました。続いて、プロ野球キャンプ誘致に関する議論も行われ、おおよそ23億5千万円を要する野球場関連の経費についても質問が投げかけられました。経済部長は「これまで4年間でかかった費用は合計約23億500万円である」と述べました。
教育行政については金城議員が、高嶺小中一貫校について様々な角度から質問しました。特に「令和4年度に入札不調になった小学校校舎建設について、教育長の見解を伺いたい」と述べ、教育長は「設計書金額算定時に乗率を掛けていたという意見があり、その結果、実質的には歩切りに該当するおそれがあるということを議論されています。」と答えていました。
また、南部病院跡地開発についても質問が相次ぎました。市長は「地域福祉センター及び市民ふれあいセンター兼福祉避難所の建設は重要な課題である」と強調しました。これらの議論の中で、センターの建設が地域における福祉の充実に寄与することが期待されています。
さらに、動物愛護の問題でも議論があり、金城議員は保護犬や保護猫の取り組みについて質問しました。市は、野良犬については捕獲後に県動物愛護センターへ収容する方針であること、さらに不妊去勢手術の補助金を利用していることも述べられました。そして、市政運営の健全性を保ちながら、議会での意見交換を進める必要が強調されました。
これらの議論は、糸満市民の生活を守るための重要な課題であり、市の将来に大きく影響を与えるものと考えられ、今後の動向が注目されます。議会は、今後も市民の声を基にした政策の実行を求めていく方針であるとされています。