令和3年第10回糸満市議会が開催された。新たな議案が取り上げられた。
その中で、議案第119号、令和3年度糸満市一般会計補正予算が審議された。浦崎暁議員は「この補正予算により、子育て世帯への臨時特別給付金事業として、18歳以下の児童を持つ世帯に追加給付金を支給する。これにより、7億1,388万6,000円が計上されている」と報告。全会一致で原案が可決された。
次に進んだのは一般質問だ。金城敏議員は教育行政について質問を行った。具体的には小項目で「高嶺小中一貫校」や「部活動改革」について取り上げた。教育長の幸地政行氏は「高嶺小中一貫校の進捗状況について、令和6年度には一貫教育校としてスタートする予定で、地域住民との連携も強化している」と述べた。
さらに、金城敏議員は「校区再編」や「学校の働き方改革」にも言及し、実際に糸満市における教育現場の実情を踏まえた提案を行った。彼の質問には教育委員会の各部門が連携しながら答え、今後のシステム改革に向けた意欲を示した。
続く一般質問では、賀数郁美議員が学校給食の地産地消率について言及した。彼女は「現在の給食の地産地消率は68.8%である。さらに糸満市内で生産される食材の使用を促すため、市が主体となって地元農家との取引を拡大する必要がある」と強調した。