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糸満市議会で多岐にわたる補正予算が全会一致で可決

糸満市議会では、介護保険及び農業等の多岐にわたる補正予算が全会一致で可決され、市民サービス向上に繋がることが期待される。
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糸満市議会の定例会で多くの補正予算が可決された。特に介護保険特別会計補正予算は、その内容が重要なテーマとして浮上している。

議案第88号では、令和4年度の介護保険特別会計の歳入歳出予算にそれぞれ26万7,000円を追加し、総額を49億4,057万円にするものである。この報告をした浦崎 暁議員は、予算の審査が全会一致で可決されたことを強調した。さらに、「高額介護サービス費過誤納還付金」に関しては、システムエラーを起点にした問題であり、今後の対応策を求めた。

また、玉城 哲郎議員は介護予防の重要性を訴え、介護者の多くは家族である点に言及した。彼は、要介護に至る主な要因として、男性の脳卒中や女性の認知症の割合を挙げ、国保との連携による健康診断の必要性を説いた。他にも介護福祉の充実を求める意見が相次いだ。

農業関連の補正予算も重要な議題であった。議案第90号として取り上げられた農業集落排水事業特別会計補正予算には、歳入歳出それぞれ2億1,490万円の減額が含まれており、これに対する議論も活発であった。金城 敦議員が委員長報告を行い、入札不調の理由を取り上げ、計画見直しの必要性について意見を述べた。

さらに、下水道事業会計補正予算も議論され、債務負担行為の補正が承認された。こちらでは委員からの汚泥処理についての問い合わせに対し、当局が肥料として処理会社に販売しているとの説明があった。

損害賠償に関する議案も可決され、議会は、その報告を重視している。これにより、糸満市の財務状況を適切に管理するための取り組みが進められた。

最後に、一般会計補正予算についても議論が行われ、玉城 議員は、特定推進費を活用した施設整備が必要だと強調した。これに対する賛成討論が続けられ、最終的に全会一致で可決されたことが報告された。

本議会では、介護や農業など、地域密着型の施策が議論され、糸満市の未来を見据えた包括的なアプローチが求められている。議員一同が市民の声に耳を傾け、実行に移すことが期待される。

議会開催日
議会名令和4年第9回糸満市議会定例会
議事録
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