令和4年11月2日、糸満市議会臨時会が本市議会議事堂で開催された。
出席した議員は20人であり、欠席議員は1人であった。今回は、市長の當銘真栄氏が議案について説明を行った。議案第76号は、令和4年度糸満市一般会計補正予算(第5号)に関するもので、2つの重要な点が取り上げられた。まず、歳入歳出予算のそれぞれに8億475万円を追加することが提案された。これにより、歳入歳出予算の総額は319億3,459万円となる。
歳入の補正内容としては、国庫支出金を増額することが報告された。一方で、歳出については、多岐にわたる支援事業が含まれている。具体的には、民生費においての緊急支援給付金事業や、学校給食運営支援事業の増額が挙げられた。特に、学校給食運営支援事業は、食材費の高騰に対応するために重要であり、その実施に対する質疑が行われた。
議案の内容は、電力や食料品等の価格の高騰に直面する低所得世帯への支援を盛り込んだものとなっており、各議員からの質問も活発に交わされた。特に、「支給時期はいつか」との質問に対し、当局からは「早ければ12月中旬に支給予定」との回答があった。
また、本会議の流れにおいて、議員たちは本案の質疑を終了するとともに、予算・決算特別委員会に付託することに決定した。さらに、委員長が報告を行い、最終的に議案は賛成多数で可決された。
今回の臨時会は、市民への生活支援を目的とした内容が多く、各種給付金事業が施行されることで、地域住民の生活が少しでも安定することが期待される。また、会議は午後1時37分に閉会し、今後のさらなる取り組みが見込まれる状況である。