本会議において、糸満市における重要な議案が多く可決された。特に、一般会計及び介護保険特別会計の補正予算が原案通り可決され、今後の施策に大きな影響を与えることが期待されている。
今回の議案では、令和元年度糸満市一般会計補正予算(第1号)と、同じく介護保険特別会計補正予算(第1号)が主要な議題として取り上げられた。議員からは、これらの予算が市民福祉の向上に寄与するとの意見が多く寄せられた。糸満市財政部長の高橋 裕一氏は、「予算が市民生活に直接的な影響を与えるため、慎重かつ透明性のある議論を進めてきた」と述べた。
また、教育委員会教育長の任命や固定資産税に関する条例制定についても議論が展開され、役人の質の向上や市政の透明性向上に繋がると期待されている。教育委員会の川村 伸幸氏は、「教育の質向上のため、適切な人材を選任した」と強調した。
さらには、地域の安全を守るための糸満市火災予防条例の改正や、特別職非常勤職員の報酬に関する条例改正など、地域に密着した重要な案件についても意見が交わされた。行政改革推進課の佐藤 浩二氏は、「安全で安心な生活環境を整えるための施策が進展する」と期待を寄せた。
市民からの意見も多く寄せられ、例えば米軍普天間基地に関する抗議決議や義務教育費国庫負担に関する意見書も採択され、公共性の高い議論がなされた。市民からは「国の政策に対する厳しい姿勢が示された」との声が上がっている。このように、議会での意見や提案が次々と実現に繋がり、地域の活性化や市民の声を反映した市政が進んでいる。今後も市民参加型の持続可能な地域づくりが求められる。