令和4年12月20日に糸満市で開催された第9回定例会では、多くの議題が取り上げられた。特に医療行政や教育行政、保育行政、さらにさまざまな行政に関する質疑が集中した。
初めに、医療行政についての質疑が行われ、新型コロナワクチンの接種についての方針が示された。ゼロ歳から4歳までの接種が特に重視されており、厚生労働省はその必要性を強調している。市民健康部長の新垣政喜氏は、接種の意義を訴えると同時に、接種率向上の取り組みを推進する必要があると述べた。
次に、教育行政の議論では、学校給食センターの建設計画に関する質疑が多く寄せられた。教育部長の金城秀氏は、新しく建設する給食センターにおける与えられた予算や進捗状況について明確に説明した。特に、実施設計の見直しが行われていることが強調され、円滑な進行が市民に期待されている。
保育行政については、保育士不足が深刻な問題として取り上げられ、こども未来部長の国吉丘氏は、現在の取り組みを説明し、民間保育所への支援策や困難な状況下での支援の重要性を訴えた。特に、兄弟姉妹が別々の保育所に通うことの多さが指摘され、早期解決を求める意見も多かった。
さらに、農業振興については、高騰する肥料価格への対応策が質疑され、経済部長の大城司氏が現在の支援策と今後の計画について答弁した。請求される数値や延長措置、特に妊娠中の方へのワクチン接種等、広範な問題が取り上げられ、質疑の展開も多岐に渡った。
熊野鉱山の採掘に関する議論では、発言者たちが採掘計画書の内容や環境への配慮をもとに、今後の進め方を確認した。市としても市民の意見を尊重し、環境への配慮が求められると強調され、特に遺骨収集等の重要性が繰り返し言及された。
様々な議題が取り上げられ、市民の安全と健康が重視される中、遅滞のない対応が今後求められる中で、職員や市の関係者はその解決に向けた努力を続けることが期待される。