糸満市議会は令和元年度の各種補正予算案を可決した。
この中には糸満市一般会計補正予算や国民健康保険事業特別会計の補正予算が含まれている。議案第91号の一般会計補正予算は12月10日に原案可決され、続いて議案第92号から第94号までが同様に承認された。
議案第95号では水道事業会計の補正予算が承認され、介護保険特別会計にも補正が行われた。この補正予算は市民生活の向上を図る意図があると、糸満市長は強調した。
加えて、議案第96号から第98号にかけて、会計年度任用職員に関する条例の制定や固定資産税の課税免除についての議案が可決されている。これにより、市の職員制度に関する整備が進む見込みだ。議案第99号では議員報酬と特別職の職員給与に関する条例の一部改正も行われ、高橋拓也議員はこうした措置が市議会の透明性を向上させる一助になると期待している。
さらには地元経済の振興を目的として、議案第108号の都市公園条例の一部改正も可決された。糸満市の公共施設を利用した地域貢献に向けて地元企業との連携も強化された。
また、議員提出による意見書も多くの議案と共に審議された。議案第11号は適正飲酒の推進と飲酒運転根絶を目的とした宣言決議が可決され、地域の安全意識の向上を図る方針を示した。さらには、令和2年度の建物管理業務委託について、入札に関する件も議論され、採択された。
このように、糸満市議会は市民の期待に応える形で多岐にわたる議案を承認しており、今後の市政運営における重要な一歩となると見られている。今後も市民サービスの向上に向けた施策が推進されることが期待される。