令和3年第3回糸満市議会臨時会が、4月22日に開催され、様々な議案が審議された。
出席議員21名のもと、本会議では合計7件の議案が取り扱われ、その中には一般会計補正予算やいくつかの専決処分に関する議案が含まれている。
特に注目すべきは、議案第48号の糸満市一般会計補正予算である。この案では、歳入歳出にそれぞれ4億4,643万円が追加され、年間の予算総額は295億6,214万円に達する。歳出の新規事業には、ひとり親世帯への臨時特別給付金や新型コロナウイルス対策事業が含まれており、議会からの支持が見込まれている。
また、議案第49号では、糸満漁港ふれあい公園事業の補正予算で2,183万円が追加され、合計3,652万円となる。この予算は、感染症拡大による影響を緩和するための支援が目的であり、地域の経済回復に寄与することが期待されている。
議案第50号から第53号にかけては、各種規則・条例の改正が扱われ、これらは時間的余裕がない中での対応が必要となったが、いずれも全会一致で承認される見通しとなった。特に、損害賠償の額の決定に関わる議案は、迅速な処理が鍵となり、地元経済への影響を注視する声が上がった。
このように、糸満市議会は、地域社会のニーズを反映しつつ、迅速かつ効率的な議会運営に努めている。この臨時会での決定事項は、市民生活に直結する重要な案件を含んでおり、議論の重要性が改めて浮き彫りになったといえよう。