令和3年第7回糸満市議会臨時会が開催された。議会は主に令和3年度一般会計の補正予算が議題に上がり、出席議員は21人であった。
市長の當銘真栄氏は、本臨時会に提出された議案の概要について説明した。議案第94号は、歳入歳出予算にそれぞれ6,461万円を追加し、総額を306億6,309万円とするものである。
歳入面での補正には、国庫支出金や県支出金、繰入金の増加が含まれる。歳出には、ひとり親家庭支援事業や新型コロナウイルス自宅療養者支援事業などが新たに計上されている。特に、ひとり親家庭等支援商品券事業には1,065万円が計上され、経済的負担を軽減する狙いがある。
また、商工振興費に関する糸満市商品券事業には2,245万円が追加され、地域経済の活性化を促進することが目的として掲げられている。議長の大田守氏は、質疑応答が終了した後、予算・決算特別委員会への付託を議決した。
議案の審査結果は、予算・決算特別委員会からの報告により全会一致で承認された。これに伴い、適切な予算配分によって市民の生活支援が図られることが期待される。議員からは、給食費支援の増額についての追加提案も出されたが、今回は1か月分の予算措置となったことが報告された。
議長は今後の整備に関する提案や意見を受け入れる姿勢を示し、補正予算を通じた市民生活への貢献を強調した。会議は議題に沿って進行し、問題なく終了し、本日中に議会を閉会とすることが決定された。