令和5年第2回石垣市議会は、3月6日に開催され、様々な議案が審議されました。
この日の議事で特に注目されたのは、議案の一部訂正に関する件です。市長の中山義隆氏が、議案第17号および第26号の訂正について説明しました。
中山市長は、提出された議案において訂正が必要な事項があることを謝罪した上で、改訂内容を明らかにしました。具体的には、議案第17号について「提出年月日を17日から27日に訂正する」と述べ、議案第26号では附則の用語を「規則」から「条例」に訂正することを伝えました。
これに対して、内原英聡議員が「公開中のパブリックコメントとの整合性について」質問しました。その回答として、総務課長の多宇さより氏は、スペースの扱いについて印刷時の不具合であり、訂正は不要との見解を示しました。このやりとりにより、議会に提出した時点と公開中の案の整合性が問われることとなりました。
また、花谷史郎議員は「パブリックコメント実施後に訂正が行われるのは、手続き上の問題ではないか」と指摘し、真正性の確認を求めました。市側は解除条件について細心の注意を払うことを約束しました。
このような議論を経て、議案第2号、18号、29号など主要な項目が可決されました。特に、学校給食の実施及び給食費の管理に関する条例は、今後の運用に深い影響を与えかねない重要案件であると評価されています。また、こども医療費助成の拡大議案も可決され、今後の市民への影響が期待されます。
議会は、地方行政の透明性を保ちつつ、住民の意見を反映させる施策を進めることが求められます。
今後の議会でもこの流れが維持されることが、市民との信頼関係につながる基盤となるでしょう。