令和3年7月16日に開催された早島町議会臨時会では、重要な議案が審議された。 特に、たくさんの議案の中でも早島小学校2舎外壁等非構造部材耐震改修工事請負契約が注目されている。
この工事請負契約は、早島町の教育環境の整備に直結するもので、契約金額は5093万円となっている。契約相手は株式会社ツナシマで、工期は令和4年2月28日までを予定している。
中川真寿男町長は、議案の提案理由説明の中で、行政手続の改善や教育施設としての安全性を高める意義を強調した。これに対して、佐藤辰美議員は工事の見積参考資料や劣化進行度に関する質疑を行った。 特に、劣化についてのデータ収集や業者による調査が重要であると訴えた。
また、早島町事務手数料条例の一部改正も議題に上がり、通知カード及び個人番号カードの再交付手数料を廃止する内容だ。これは改正された法律に基づくもので、施行日は令和3年9月1日からとなる。
この臨時会では、令和3年度早島町一般会計補正予算(第4号)についても議論が行われた。総額54億6,647万7,000円の予算に500万円を追加し、法人町民税の還付による過誤納返還額を盛り込む提案がなされた。この予算案も異議なく可決された。
町長は会議の最後に、コロナ対策についても言及し、ワクチン接種の進捗状況を報告した。65歳以上の町民で1回目の接種が83%に達したことを伝え、さらに多くの町民に接種が行われる見込みがあるとした。 これにより、早島町全体の感染予防対策が強化されることが期待されている。