令和4年6月定例会が早島町議会で開催された。会期は6月6日から14日までの9日間に設定され、様々な議案が上程される。
まず、議長の平岡守氏が開会を宣言。出席議員は10名に達し、会議が始まることが確認された。
最初の議題として、会議録の署名議員が指名された。3番の林郁夫氏と4番の佐藤辰美氏が選ばれた。
次に、本定例会の会期が6月14日までの9日間に決定。議長は、異議が無いことを確認し正式に承認した。
続く諸般の報告では、町長の中川真寿男氏が令和3年度の一般会計繰越明許費を中心に報告した。この中で、総額約2億7,550万円の繰越しが行われ、そのうち1億8,572万円が実際に繰り越されたことを示した。
そして、議案がいくつか取り上げられたが、特に土税条例と国民健康保険税条例の改正が目立った。町長はこれらの改正について、地方税法の改定に基づく必要な変更であると強調した。
特に、町税条例では、固定資産課税台帳に記載する住所の削除や、土地の課税標準額上昇率の上限を引き下げる議案が含まれていた。国民健康保険税条例改正では、課税限度額が引き上げられる。
加えて、観光センター条例の改正が議題になった。まちづくり企画課長の大崎俊二氏は、施設利用者の増加や多様化に対処するため、利用料金の見直しが必要であると述べた。特に、指定管理者の利活用の促進を目指し、新たな料金体系が策定された。
最後に、議案の付託が行われ、議長は次回の質疑に備えて常任委員会に付託することを決定した。これにより、今後の審議に向けた準備が整うこととなる。