令和3年6月16日、早島町議会において重要な議題が討議された。
特に、コロナ対策に関する一般質問では、4番佐藤辰美議員が町内の感染状況を踏まえた迅速な対応を求める意見を表明した。これに対し、町長の中川真寿男氏は、県の緊急事態宣言の延長や、ワクチン接種の進捗状況について詳細な説明を行った。
具体的には、岡山県でのコロナ感染者数が7,500人を超えており、町でも5月から感染者が増加していたことを報告した。65歳以上の高齢者のワクチン接種は52%に達し、集団接種の実施計画についても言及した。また、新型コロナウイルス感染症については、保健所との連携を強化し、感染防止に努める方針を示した。
この後、公共工事の発注と契約に関する問題も提起された。佐藤議員は、瑕疵担保責任についての議論を展開し、契約に基づく適切な処理が求められると主張した。町長は、設計施工一括方式の利点とリスクを考慮しながら、合理的な設計に基づく品質確保を進めると述べた。
また、義務教育学校の導入についても意見が交わされた。教育長の徳山順子氏は、一貫教育の充実を図るため、義務教育学校の導入が重要であると強調した。特に、小中連携の強化や異学年交流の充実が期待されるとし、児童の教育環境の向上を目指す考えを示した。
この会議では、早島町心身障害者医療費給付条例の一部改正や、令和3年度一般会計補正予算(第2号)の審議も行われた。特に一般会計に関しては、教育費の流用を行うことについて慎重に検討され、附帯決議が出された。