令和4年9月、早島町議会の定例会が開催された。本議会では多くの議題が扱われ、特に懸念されるテーマに給食の安全性や医療福祉の改善があった。
最初に、1番議員の平岡江利子氏は小中学校の給食の安全性について質問を行った。給食に使用する食材の納入時間が厳守されることで、交通状況などの影響で遅延が発生する可能性について言及し、冷蔵庫の保管能力不足が指摘された。したがって、冷蔵庫の増設及び業者への明確な説明が必要であると強調した。
次に、給食当番の衛生管理や消毒の必要性にも触れた。コロナ禍で消毒が推奨される中、学校内での手洗いや衛生管理の徹底を求める意見が相次いだ。教育長は、教育現場の衛生面を強化する意向を示し、給食の質確保に努めると回答した。
また、議会では精神保健医療福祉や労働者の賃上げに関する陳情が採択された。医療・介護などの分野で働く労働者に対する賃上げを求め、経済的苦境を緩和する必要性が強調された。
さらに、給食費の補助に関しては、教育課長が現状を説明。給食質の維持が困難な状況においても、工夫して対応していることを強調したが、さらなる経済支援が必要との声も多かった。
そして、議案が連続して審議された。特に、早島町廃棄物の減量や適正処理に関する条例の改正案が注目された。この条例改正が環境保護に寄与することが期待されている。会議では、国からの補助金を用いた施策が進められる予定であると報告された。
また、選挙に関する投票率の低下についても話題となり、特に若年層の関心を高める必要があるとの提案がなされた。昨年の議会からも投票率向上のための施策が求められている。
最終的に、監査委員に関する議案が否決された。議論の過程で、賛成少数という結果が出ており、議員間の意見の違いが浮き彫りになった。議長はこの結果について謝罪の意を表し、今後の議会運営についての反省が求められた。今後、この議会からの意見を受け、柔軟に対応できる町政が期待される。