令和4年6月定例会が早島町議会で開催され、議案や陳情が慎重に審議された。議事の内容には、物価高騰や相次ぐ経済的困難に対する施策が盛り込まれ、さまざまな支援策が提案されている。
一般質問では、真鍋和崇議員が物価上昇に対する町の対応について質問を行った。特に、独り親家庭や生活困窮家庭に対する支援、給食補助のあり方が取り上げられた。町長の中川真寿男氏は、保育園及び留守家庭児童会の補食について今後も保護者の負担を増やさないよう工夫すると答えた。
また、真鍋議員は給食学校給食の補助についても触れ、小学校と中学校では補助金の額が異なることから、さらに具体的な支援策を求めた。真鍋議員は、地域の中小業者への補助についても積極的な取り組みが必要であるとの考えを示した。
陳情第15号では、医療機関の支援が求められ、総務厚生常任委員会が南岡山医療センターへの支援金を可決したことが報告された。委員長の林郁夫議員は、医療機関が新型コロナウイルスに対する重要な拠点であることを強調した。
予算審査では、令和4年度一般会計補正予算が提案され、生活者や事業者への支援策が盛り込まれている。橋本典男課長は、補正予算により水道料金の減免や給食費補助の意義を説明した。
反対意見があったものの、各議案は原案通り可決され、幼稚園職員配置に関する緊急要望も全会一致で承認された。要望書では、職員の配置を充実させ、発達障害児童への配慮を求める内容になっている。