令和3年9月17日の早島町議会において、多岐にわたる議題が討議された。
最も注目されたのは、中学校の制服に関する問題だ。舩越健一議員は、早島中学校の新しい制服に関し、導入までの経緯や価格について慎重な審議が必要であると述べた。教育長の徳山順子氏は、制服変更のプロセスについて詳しい説明を行い、PTAや生徒会武店までも含めた委員会で多角的に検討した結果であると強調した。
続いて、新型コロナウイルスワクチン接種に関する計画が報告された。町長の中川真寿男氏は、町全体のワクチン接種率が高まっていることを評価し、今後も接種の重要性を呼びかけていく方針を示した。特に、若年層への接種促進が焦点であるとのこと。
また、DVに関する取り組みとして、女性相談窓口や啓発活動が進行中であることも確認された。これに関連して、町長は「必ずしも自ら相談することが容易ではないため、周囲が気づいて支える体制が求められる」と述べ、さらに自助・共助を推進し、町の人権教育の重要性を強調した。
最後に、市街化区域編入計画や道路整備についても話が及んだ。特に草刈りや道路管理に関しては町民の視点を大切にした施策を推進していくことが約束された。町長は、今後の都市基盤整備に向けて町が積極的になるべく多くの意見を取り入れる意向を示した。
コロナ禍の影響や変異株の脅威が続く中、早島町は人権と健康に配慮した施策を進め、安心して暮らせるまちづくりを目指している。町民の声も反映しつつ、着実な進展が期待される。