令和2年12月14日、早島町議会の定例会が開かれた。議会では、2020年度の補正予算をはじめ、各種条例の改正が審議される重要な日となった。
会期は、12月14日から21日までの8日間に決まり、27項目の議案が上程された。議長の舩越健一氏が冒頭で、出席議員10名に対し開会の挨拶を行った。
議案の中でも特に注目されたのは、複数の人的資源にかかわる条例の改正である。中川真寿男町長は、「議案第82号専決処分の承認を求めることについて、早島町職員の給与等の一部改正に関する条例」は、国家公務員の期末手当を基準に減額することを説明し、これに伴う人件費の補正が行われることを強調した。
具体的には、職員の期末手当の支給率を0.05か月分減率し、翌年度以降も同様の教示がなされる予定であることを述べた。同様に、都市公園条例や駐車場条例の改正についても、透明性を高めるための手続きの追加がなされるとした。
続いて、一般会計の補正予算に関する審議で、早島町一般会計補正予算(第7号)の補正額が161万円の減額となることや、介護保険特別会計では17000円の減額、公共下水道事業特別会計では75000円の減額がそれぞれ提案され、いずれの議案も異議なく承認された。
また、国民健康保険税条例およびその改正についても、十分な理由が加味され、提案理由の説明は語られた。特に、コロナウイルスに対する対応策として、関連する医療費の調整が行われることが明示された。これに対して議員からは質疑が出され、詳細な議論が展開される。
中でも、平岡守議員の「ふれあいの森公園駐車場機器調達契約に関する質問」では、入札参加業者の情報や予定価格算出の根拠が問われ、建設農林課長の説明があった。入札は3社から2社が参加した旨の報告がされ、質疑を通じて制度の透明性についての期待が寄せられた。
最後に、全ての議案が異議なしで承認され、議会は無事に閉会を迎えました。これにより、早島町の今後の予算及び職員の待遇に関する新たな基盤が確立される見込みです。