令和3年12月早島町議会が10日に開会した。
本日は、会議録署名議員の指名から日程をスタートした。
規則に基づき、議長が会議録署名議員として古田敬司氏及び舩越健一氏の指名を行った。
続いて会期の決定も議題となり、12月17日までの8日間とすることが異議なく決定された。
その後、町長の中川真寿男氏が、特に重要な案として提案した議案第59号について説明を行った。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯への支援のため、18歳未満の対象児童に対して臨時特別給付金を支給するという内容だ。この給付金は、対象児童2634名を見込むもので、合計1億3,809万9,000円の予算が編成された。この際、舩越健一氏が対象者から外れる世帯についての質疑を行い、結果として98名の世帯が対象外であることが確認された。
さらに、議案第60号では早島町行政不服等審査会委員の選任が議題となり、新たに2名の選任が行われた。
特に注目されるのは、議案第61号及び第62号である第5次早島町総合計画基本構想および基本計画の策定である。町長は、町民アンケートの結果から安全で豊かな暮らしを実感できるまちづくりを目指すという考えを示した。各種施策や母子支援の内容も含まれ、今後の発展を見越した計画の推進が求められる。
最後に、複数の補正予算案が提案され、会議は質疑応答へと移った。議員からは、具体的な施策展開や迷走気味の計画書の修正に関する意見が挙げられる。
この議会を通じて、早島町の今後の方針や施策が議論され、町の行く先について多くの意見が交わされた。議会の進行だが、具体的簡潔な情報の提供を求める声も高まっており、町の施策に対する透明性向上が求められる状況である。