早島町議会の令和2年3月定例会が、3月18日に開催された。
この会議では、一般質問から始まり、財政や教育、行政に関する多岐にわたる議案が議論された。
特に、早島駅のバリアフリー化や地域医療の確保が重要課題として取り上げられた。
細田貴道議員が新型コロナウイルスの感染対策を質問すると、中川真寿男町長はその重要性を強調した。
町は、2月3日に対策連絡会議を設置し、情報共有を進めていると述べた。感染者抑制のための具体策が期待されている。
更なる質問として、駅のバリアフリー化の進捗が話題になった。細田議員は周辺のまちづくり計画もあわせて町民とのコミュニケーションが必要であると指摘。
教育部門では、徳山順子教育長がGIGAスクール構想の一環として、情報教育の推進について説明した。全ての児童・生徒に1人1台の端末を配布し、その活用方法について段階を踏んで取り組む計画が明らかにされた。
また、認知症高齢者への安全対策として、新たに事故救済制度が導入され、保険契約を結ぶ方針が示された。 保険金は1億円で、地域の見守りネットワークを強化する意図がある。さらに、無料診察券の制度も導入され、高齢者の医療受診を促す施策が進められる。
町長は、財政面での持続可能性に配慮し、公共事業に必要な資金の確保を目指していく方向性を示した。
会議の終幕に際して、地域に向けた説明責任の重要性が強調され、今後の取り組みについて期待が寄せられた。