令和元年12月19日の早島町議会では、地域防災計画やハザードマップの改定、早島町のバリアフリー化についての質問が行われた。
特に、防災・減災に関して、根木 一氏が町長に問いかけた。中川 真寿男町長は、早島地域防災計画の改定作業に取り組んでおり、避難所の指定や避難確保計画の作成を進めていると述べた。ハザードマップは2020年3月に改訂予定で、風水害や震災に特化した情報を反映させる考えを示した。
次に、バリアフリー化の進捗が問われた。町長は、早島駅のバリアフリー化について、指定管理者と協議を重ねており、特に南口開設や新しい設備の導入の可能性を模索中だとした。根木氏は費用について具体的提案を求めた。
また、マイナンバーカードの普及に関しても議論された。町長は、マイナンバーカードの交付に関しては着実に進んでおり、デジタル化が行政サービスの向上に寄与することを強調した。しかし、約10%にとどまる交付率については課題が残る。
さらに、町営住宅における申込手続きや、高齢者への配慮についても話題となった。町長は、手続きの簡素化に努力していると述べ、住民からの要望に応えている姿勢を見せた。
この他、今回の議会では、教育長から幼稚園給食の感想を受けることもあり、子どもたちが新しい環境に慣れる様子が報告された。特に保護者からは、給食の有効性や家庭での食事マナーに関する好評が寄せられた。
このように、地域防災、バリアフリー、高齢者福祉、マイナンバーカード、子育て支援など多岐にわたる質問がなされ、住民の生活向上に向けた各施策の推進が求められた。