令和3年6月、早島町議会は定例会を開会し、複数の重要議案が審議される。
この日、議長の平岡守氏が開会を宣言し、議事日程が提示された。出席する議員は10名で、定足数が確認された。
議案第31号では、早島町農業委員会の委員任命が議題となった。町長の中川真寿男氏は、増田利之氏を新たに任命し、残り9名について再任の同意を求めた。
続いて、議案第32号および第33号についても審議が行われ、国民健康保険税条例と介護保険条例の改正が提案された。中川町長は、新型コロナウイルスの影響により保険税の減免措置が延長されることを説明した。
加えて、議案第34号から37号にわたる補正予算案も提起された。一般会計補正予算の額は約3,111万5,000円で、民生費や教育費への支出が含まれている。特に、非課税世帯への給付金支出が注目を集めた。
質疑応答の時間では、真鍋和崇氏が幼稚園の預かり保育条例の改正について、窓口業務の一元化を求める意見を述べた。学校教育課長の水玉匠紀氏は、業務の明確な分担が必要であると応じた。
その後、数多くの議案が議会にて採決され、町民の生活に密接に関わる事項が相次いで決定される。議会は、町民の意見を反映する重要な場となっている。6月8日から10日までの休会が宣言され、迅速な進行が求められた。