令和3年3月3日に開催された早島町議会定例会では、いくつかの重要な議案が審議された。
まず、町長中川真寿男氏は、特例に関する条例の撤回について説明を行った。職員の不祥事に対して、町民に謝罪した上で、今後の管理監督責任を果たす意向を示した。
また、議案第3号において、令和2年度早島町一般会計補正予算の承認が求められた。この補正予算は新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に関連し、264万円が計上され、国庫からの支出金で賄うこととなる。町長は「接種体制の確保が急務である」と述べ、その重要性を強調した。
さらに、議案第4号から第16号まで、早島町に関連する様々な条例や予算についての審議が行われた。例えば、早島町債権管理条例の制定や、特定教育・保育施設に関する基準の改正案が提案された。また、介護手当の支給条例や介護保険条例の一部改正も審議された。議案の提出理由に対しては、教育長や課長らも参加し、質疑応答が行われた。
特に、指定管理者の指定に関して、佐藤辰美議員が適正管理の必要性を指摘した。これに対し、建設農林課長大崎俊二氏は「事業の実施状況について定期的に報告を受け、精査を行う」と回答し、透明性の確保に努める姿勢を示した。
最後に、全ての議案は各常任委員会に付託されることが決定し、会議は散会した。校正の進む早島町の議会は、引き続き地域に密着した政策の推進に向けて努力していく考えが示された。