令和5年6月14日、早島町議会では重要なテーマが取り上げられ、町長や議員たちの活発な議論が交わされた。特に町長の政治姿勢や町民とのコミュニケーション不足が浮き彫りとなり、住民主体のまちづくりの必要性が強調された。
初めに、3番の佐藤博文議員は町長に対し、2期8年間の政治姿勢について厳しく問いただした。住民とのコミュニケーションが不十分であること、インフラ整備への投資が不足していることなどが具体的に指摘された。佐藤議員は「町民の命と財産を守るという姿勢が欠けている」と強調した。
次に、早島町のバリアフリー化についても意見が交わされた。佐藤議員は住民説明会が開催されたことに言及しつつ、情報公開の徹底を求めた。
また、地方創生拠点整備交付金の活用について、町長は交付金の申請は行っており、補助金の筋に沿った計画が進められていると述べるにとどまった。佐藤議員は、その具体的な採択が確約できるのか再度確認を求めた。
さらに、児童館運営への民間企業の関与については賛否が分かれ、児童館機能の移転に関する懸念の声も上がった。佐藤議員は、過密化解消のためには放課後児童クラブとしての運用が必要であるとの見解を示した。
また、学校給食の無償化についても議論が行われ、教育長が無償化を見直す姿勢を示すなど、教育政策に関する意見が交わされた。保護者負担を軽減するための具体策が求められた。
最後に、地域防災計画や上下水道の整備についても質疑が行われた。町長は、地域防災計画の見通しについて「震度6弱に基づく予測を立てている」と述べ、避難場所の耐震化は完了していると答えた。また、上下水道の工事費についても詳細な説明がなされ、今後の見通しが議論された。
いずれの議題においても、意見交換は活発であり、特に町民の声が反映された政策の必要性が強調された。今後も早島町の健全な発展を図るため、さらなる課題解決が期待される。