令和3年9月8日の中津市議会では、様々な議題が挙げられた。
特にハラスメントに関する問題が注目され、市職員への影響について議論が行われた。この議題に対し、総務部長の榎本厚氏は、現在の職員におけるハラスメント事例は報告されていないとした。また、今後も研修や相談窓口の設置を進めていく姿勢を示した。
次に、ごみ出し支援についても議論が交わされ、高齢者や障がい者が直面する問題について具体的な支援策が求められた。
福祉部長の上家しのぶ氏は、市ではホームヘルパーによる支援や地域の助け合いが進んでいるとしつつ、個別収集の検討を今後行っていくとしている。これに対し、議員たちは更なる具体的な支援の必要性を訴えている。
赤ちゃんの駅整備についても意見が交わされ、福祉部長は現在登録されている赤ちゃんの駅が65カ所で、そのうち公共施設は50カ所と答えた。今後、授乳室やおむつ替え施設の整備をさらに推進していく考えを示した。特に、男女トイレ内におむつ交換台の設置が求められており、周囲からの声が上がっている。
外国人との共生についても重要なテーマに挙げられた。教育次長の黒永俊弘氏は、外国人向け日本語教室を運営しており、今後も擁護活動に努める意向を示したが、エキスパートの必要性や意見交換の場が求められている。一方、外国人向け支援センターの設置については喫緊の課題として取り上げられ、社会全体で対策が必要であるとの意見が多く見られた。
また、浸水想定区域に関して、浸水被害が予想される区域内に避難所が設置されない問題が指摘された。
このことにより早期の避難行動が行えるよう、地域住民に対する浸水想定の周知徹底が求められた。
さらに、道路冠水の原因についても調査が進められ、水路の改善が必要とされている。
最終的に、これらの問題に対する対策を迅速に講じ、市民の期待に応えて行動していく姿勢が求められている。