令和元年12月の上田市議会定例会が開会した。議長の小林 隆利氏が議会の始まりを告げ、まずは議事録署名議員の指名が行われた。今回、署名議員に指名されたのは、23番 の佐藤 清正議員及び25番の池田議員である。
続いて、日程第2として諸般の報告が行われ、事務局長の金井 浩一氏が報告をした。今回の定例会に提出された請願について、所管の委員会での審査を求める報告があった。次に、市長の土屋 陽一氏が地方自治法に基づく市長専決処分事項についての報告書を提出し、議員たちが同意した。
日程第3では、会期の決定が議題に上り、会期は本日から12月16日までの22日間と決まった。議員から「異議なし」との声が上がった。これにより、議会の進行が進められることになった。
日程第4では、議案第101号から第123号まで及び報告第10号から第13号まで、合計27件の議案が一括で議題となった。市長の土屋氏は議案に対する提案理由を説明し、特に台風19号による災害への対応を重視した内容が伝えられた。
土屋市長は、台風19号によって、上田市内で広範囲にわたる浸水や損壊が発生したことを強調し、公共土木施設に対する緊急な対応の必要性を強調した。また、つながりの重要性に言及し、地域の結束を大切にしながら支援活動を進めていることを説明した。
これに対して議員たちは、具体的な項目に沿った質問をし、さらなる情報を求める場面も見受けられた。今後の議案についても、細かく吟味していくことを議会は表明した。議案に関連する議論では、特に災害復旧に必要な経費に関連する議案が多く、緊急性が浮き彫りとなった。地域の復旧に向けた具体的な計画が求められた。
最後に日程第5、議員の派遣についても、異議がないことが確認され、議会の閉会予定日まで休会することが議決された。次回の会議は、12月2日午前9時30分から開かれる予定である。議会はこれをもって終了し、午前11時54分に散会した。