令和3年3月の市定例会では複数の議題が上がり、特に日本遺産や有機農業に関連する議論が活発に行われた。日本遺産については、金井 清一議員が質問を行い、上田市日本遺産推進協議会の取り組みを紹介した。柳原 渉政策企画部長は、魅力発信事業や観光拠点整備事業の進捗状況を説明。特に、昨年開催された日本遺産記念シンポジウムは、多くの市民に地域の文化財の価値を再認識させる刺激となったと述べた。今後も市民や地域との連携が重要だと強調した。
次に、有機農業の振興については、また金井議員が質疑。教育長は、学校給食への有機食材導入について必要性を説明し、地域の農業を支援し健康的な食育を促進することで、子どもたちに良い影響をもたらすとしている。市民からも、こうした取り組みは飲食文化の醸成にも寄与すると期待が寄せられている。
さらには、上田市消防団についても議論され、松尾 卓議員が指摘した通り、地域内の防災意識を高めるための取り組みが求められている。消防部長は消防団の役割や活動への協力を呼びかけ、その重要性を再認識する場となった。
最後に、自然とエネルギーについても議員からの質問があり、持続可能な地域社会に向けた取り組みの重要性が話題となった。これを受けて、持続可能なエネルギーの利用が必要不可欠だと強調。今後も自治体として環境エネルギー政策にコミットしていく姿勢を示した。