令和5年12月の上田市議会定例会が開会し、主要な議題が討議された。
本定例会では、会期が12月18日までの22日間に決定され、さらなる議案が提案される流れとなっている。
まず、土屋陽一市長が行った提案理由の説明において、戦没者追悼式の実施が報告された。「市では上田市の戦没者に対して追悼の誠をささげており、今後も文化振興や地域活性化に努める」と語った。
また、消防団員に関する問題について、「消防団員の年額報酬に係る源泉徴収事務に誤りが発生し、市民からの信頼回復に向けた取り組みが必要であると申し上げておきます」と述べた。
地域経済に関して、土屋市長は国や県の予算、特に地方交付税の確保について「厳しい財政運営が求められる中で、地方の安定的な財政運営を目指す」と強調した。
さらに、今後の財政運営の課題として、国の来年度予算編成の影響が上田市にも及ぶことを指摘し、「地域経済や市民生活の安定確保に不可欠である」とした。
福祉施策についても言及があり、北島大志福祉部長は「障害者支援施設の整備が加速し、地域のニーズに応えるために努力する」とした。さらに、廃止を予定している西内保育園についても、少子化や地域での児童数の減少の影響をいなくんに、来年3月末をもって廃止すると説明した。
このほか、改善方針や予算案に関連づけて、公共施設の使用料見直しや産婦人科病院の閉院に伴う移転などの重要な議題が提案されている。特に、病院の閉院に伴いました理念を基に「安心・安全な周産期医療の基盤作りを進めていきたい」とのコメントが続きました。
議案においては、条例案7件、予算案6件、事件決議案10件が提案され、市民の関心を集めていることが明らかになった。議員の派遣についても、既に賛同の声が聞かれ、未来に向けた市の施策が順次検討されていく方向である。