令和2年10月30日に佐久市議会第3回臨時会が開催された。
本日は、臼田総合運動公園の大規模改修整備事業から、4件の議案が上程され、全て可決された。
議案の中では、特に「令和2年度一般会計補正予算(第8号)」が注目される。
この補正は、新型コロナウイルス感染症への対応を含む市の独自施策に対するものだ。
市長の柳田清二氏は、議案説明に先立ち、昨年の令和元年東日本台風による影響への思いを口にし、
「市民が安心できる環境を整えるために、今後も全力を尽くす」と強調した。
また、専用の資金や支援策が新たに設けられ、中小企業向けの経済支援も実施される。
市によると、最大5年間の実質無利子資金の支援が行われ、これに対する申込も急増している。
議案第116号の臼田総合運動公園大規模改修整備事業に関する請負契約については、
発生土の改良工事に要する経費が約2億6700万円で、小林建設工業株式会社との契約が確認された。
これにより、約8万5000立方メートルの発生土を改良する。
また、 健康保険特別会計及び国保浅間総合病院事業の補正も認められ、医療環境の維持向上に資する形となっている。
加えて、柳田市長は新型コロナウイルスの影響を受けた支援策についても言及した。
「経済が厳しい環境にある中、当市として全力で市民を支えていく所存です。」と述べた。
この臨時会では、市の施策を実施する上で必要な予算編成が行われ、総合的な街づくりと医療環境整備に向けた重要な一歩となった。