令和2年3月12日、佐久市議会第1回定例会の第6日目が開催された。この日は、追加議案の上程や質疑が中心となる重要な日程であった。
議長の神津正氏が議会を開会し、まず報告事項について説明を行った。市長の柳田清二氏が提出した追加議案は、事件案、予算案、人事案などを含む計7件であり、詳細については関本功議会運営委員長より報告された。これにより、本日上程することとなった。
日程第2では、議案第49号から第54号までの計7件が一括上程された。この中には、ケーブルテレビ光ケーブル施設整備事業に関する協定の締結や、令和元年度一般会計補正予算が提案されていた。市長は、光ケーブル施設の整備に関して特に強調し、市が約9億2150万円を負担する予定であると述べた。
また、予算案については、教育費に係る施策が提案され、その一環として校内LAN構築事業の実施が含まれていることが明らかにされた。総額648億929万6000円に達する補正予算の具体的内容が説明されたことは、議員たちにとって重要な議題であった。
続いて議案質疑が始まった。高橋良衛議員が、佐久市営住宅条例の改正について質問をした。特に今回の改正が民法改正に基づくものであり、保証人制度の見直しによる実務の変化について詳細に問われた。建設部長の上原賢一氏は、契約プロセスの簡素化を強調し、入居手続が改善される点を挙げた。特に、誓約書を契約書にまとめることで、手続の簡便化や内容の透明性が向上することが期待されている。
また、内藤祐子議員からも同様の観点で質疑があり、改正の具体的内容について明確な回答がなされた。上原部長は、誓約書の簡素化によって契約者及び保証人にとって分かりやすくなること、さらには書類手続きの負担軽減につながることを説明した。
この議会では、教育委員会や農業委員会の委員の任命についても質疑が行われ、議案については順次議会の同意を得ながら進められた。これにより、市民に対する各種サービスが確保されることが期待されている。
最終的に議案第51号から第54号まで、及び諮問第1号は原案通り可決されたことが確認され、議事は終結した。次回の議会は、委員会審査を経て3月25日午前10時に再開される予定である。