令和2年佐久市議会第4回定例会が11月26日、佐久市議会議場で開催される。
会期は27日間で、期間中に総合的な施策が多く取り上げられる予定となっている。
市長の柳田清二氏は、招集の挨拶で新型コロナウイルスの影響について言及し、
「市内では新たに8名の感染者が確認された。市民には冷静な行動をお願いしたい」と述べた。
特に、感染症対策は重要な議題となり、オンライン施策や、医療機関との連携について説明が行われた。
また、感染防止策を進める地域経済活性化の方針を明示し、市民の安心感を高める施策の必要性を訴えた。
新設される「インフルエンザ予防接種費用助成金」に関しても言及され、新型コロナ禍で経済的負担を軽減する目的があるとした。
市民の育成支援として、実施の重要性を強調する意見も寄せられた。
柳田市長は今後の経済支援策についても言及。特に「がんばろう佐久!応援券」などを通じた市民の支援施策について説明し、市全体の施策が効果を上げていると期待を示した。
さらに、令和元年の東日本台風災害からの復興状況が報告され、公共土木施設や農業用施設の復旧率を示した。
「約9割が完了しており、今後も早期の完了を目指す」として、防災対策の強化を意識した発言があった。
また、具体的な補助金や地域振興を実現するための要望活動も進行中であり、関係者との更なる連携が求められている。
今定例会では、特別職の給与と職員の給与に関する条例の一部改正案も可決される見込みで、一般会計補正予算(第9号)も採決の予定だ。
この改正による給与減額が議論され、議員一同が地域復興に向けた重要な決断を下す場となる。
市長は今後の市政運営についても意気込みを見せながら、地域の課題改善に寄与する決意を述べた。