令和元年9月27日、佐久市議会は第3回定例会の第6日目を迎えた。
本会議では、議案についての質疑や採決が行われる中、特に米軍機の飛行訓練に関する意見書案が焦点となった。今回は多くの議員が米軍機の不法な低空飛行への懸念を示し、安全を保障するための措置を求める意見を強調した。
議案第91号として提出された「佐久市立岩村田小学校グラウンド整備工事の請負契約」においては、篠原秀則学校教育部長が工事の概要を説明した。工事費は約1億8139万円で、池田建設株式会社が受注し、全体の整備計画が完了する予定である。
質疑においては、付託された議案に関して議員の意見が交わされた。井出浩司総務文教委員長は、各議案に対する市民生活に直結する要望を市に伝える必要があると発言した。特に、米軍機の飛行に関しては、一部の議員が既存の安全保障協定との整合性を考慮しつつ、問題の真剣な取り組みを促す発言があった。
このような背景を受け、意見書案第4号が提案され、国に対し市民の安心・安全を守るための措置を要請する内容となった。議案の可決にあたっては、様々な意見が集約され、委員会の闘志が感じられた。
最後に、本定例会では、付託陳情の報告も行われた。米軍機の低空飛行禁止を求める声に加え、長者原太陽光発電施設に関する陳情の取り下げなど、地域の関心事に対する市の姿勢が求められる場面が目立った。全議案は異議なく可決され、議会は順調に進行した。