令和3年6月、佐久市議会の第2回定例会が開会した。
議会は柳澤潔議長のもと、議員26名が出席し、定足数を確保。
市長の柳田清二氏が出席し、新型コロナウイルス対策や関連施策について報告を行なった。
市長は新型コロナウイルス感染症の現状を説明し、佐久圏域は警戒レベルが引き下げられたことを伝えた。
「感染症対策を継続し、市民の協力をお願いしたい」と強調した。
さらにワクチン接種の進捗についても触れ、先月23日より市内会場で集団接種を行っていることを報告した。
「7月中に65歳以上の全ての高齢者への接種を完了できる見込み」と述べ、接種体制の強化を図っているとした。
今期の定例会では、条例案22件が審議に上げられた。
議案第54号から第75号までの内容が一括上程され、市民税や国民健康保険税の改正などが議題に。
「特に、国民健康保険税の見直しは重要な課題で、負担軽減を図る」と市長は指摘した。
全体の会期は6月7日から7月1日までの25日間と定められ、代表質問及び一般質問は6月16日から17日に予定されている。
議会運営委員長の中條壽一氏は、「会期中は活発な議論が期待される」と述べ、市民の意見も反映した運営を求めた。
午後には代表質問が行われる予定で、多くの質問が寄せられる見込みだ。
市長の説明に対し、議員たちは市民から寄せられた声を基に質疑を行う方針。
一方で、経済施策や地域振興策についても意見が交わされる期待が高まっている。
市長は、「多くの施策を柔軟に展開し、安心な暮らしを提供するために努める」と意気込みを述べた。
また、経済活動への支援策として「さく割電子クーポン」の拡充なども今後の施策の一環として示した。
議会の活動を通じて、市民との距離を近づける取り組みが求められている。
引き続き、議員たちによる熱心な議論が行われ、より良い市政の実現に向け努力する思いが伺える。