令和元年9月12日、佐久市議会において第3回定例会が開催された。
今回の定例会では、新たに提案された議案が重要な議題となった。議案第89号及び第90号は、浅科支所複合施設整備事業に関連しており、それぞれ本体及び電気工事に関する請負契約がテーマである。
市長の柳田清二氏は、これらの議案について、「議会の議決をお願いするものであり、市が進める複合施設の整備は地域の発展に寄与する」と述べ、施設の重要性を強調した。また、議案の説明を行った浅科支所長の野村秀俊氏は、複合施設が鉄骨造で地上2階、延べ面積が1,797.31平方メートルであることを詳細に説明した。
本工事に関する請負契約は、株式会社堀内組によって締結され、工事費は5億765万円に上る。また、電気工事の契約についても、柳沢電設工業株式会社と締結され、金額は1億5180万円である。
議案に関する質疑では、16番の内藤祐子氏がテレワーク施設に関する話題に触れ、情報センターの廃止について疑問を呈した。企画部長の佐藤照明氏は、「情報センターの必要性は低下しており、地域産業の振興につながるテレワーク施設の設置が求められている」と説明した。
議案の委員会付託や陳情についても討論が行われ、各議案は議事日程に基づいて進められた。
市長及び各部長は、地域社会との連携を深めながら、持続可能な発展を考えた施策を進める重要性を強調した。
最後に、議長の神津正氏が「明日は委員会審査のため休会とし、次回は9月27日に再開する」と告知した後、散会となった。今後の審査が、地域の発展に寄与することが期待される。