令和5年佐久市議会第4回定例会が11月27日に始まり、25日間の会期で進められることが確認された。
この定例会では、議案が18件提出され、議長の江本信彦氏は"今後の市政運営に重要な事項が含まれている"と強調した。具体的には、職員給与に関する条例改正や国民健康保険税条例の改正、一般会計補正予算などが上程された。
市長の柳田清二氏は招集挨拶の中で、特に県との連携や地域経済振興について触れ、早期の事業化を進めていく考えを述べた。この日は、まず市長から提出された議案の総括説明が行われ、各議案の概要について議論が交わされた。
会期の延長や一般質問のスケジュールも議決された。この期間、一般質問は12月6日から実施され、議員たちが市政に対するさまざまな疑問を市長や各部長に質す場が設けられることとなった。
特に注目されるのは、議案第104号と第105号の一般会計補正予算で、それぞれ高等学校の全国大会出場交付金や、福祉に関する支出の増加が含まれ、地域のニーズに応じた調整が求められる。土屋啓子予算決算委員長は、 "市民に対する説明責任を果たすため、具体的な数字をもとに検討してほしい"と要望した。
さらに、佐久市と友好都市提携を結んでいる神津島村の記念式典にも参加した市長は、友好の深化を図る意向を示した。市長の発言内容には、市市民との絆の強化が重要であるとのメッセージが含まれている。