令和5年12月21日、佐久市議会第4回定例会の第6日目が開催された。
議会では、令和5年度佐久市一般会計補正予算(第11号)及び国保浅間総合病院事業特別会計補正予算(第2号)の2つの議案が取り上げられた。これらの議案は、経済対策や物価の上昇に伴う市民への支援策を含むものである。
柳田清二市長は、一般会計補正予算の提案で「歳入が国庫支出金等の増加に基づくもので、458億967万円を目指す」と述べた。歳出についても「ペーパーレス化を進めるための行政効率化関連経費を含む」と説明した。
また、議案質疑では、両議案についての質疑が提起されたが、「質疑なし」との回答があった。これをもって質疑は終結し、議案は委員会へ付託された。その後、12月12日から14日にかけて行われた審査結果が報告され、全議案が全会一致で可決された。
さらに、議会はガザ地区における人質の解放を求める決議案第1号も審議し、小林歳春総務文教委員長がその内容を説明した。彼は、「現状は極めて深刻で、多くの一般市民が犠牲になっている。この状況を改善するため、全ての関係者に誠実な行動を求める決議を採択した」と強調した。
この決議は、「ガザ地区における戦闘停止及び人質の即時解放に向けた取り組みを求めるもので、国連総会の決議を受けて発表された」とされた。
採決では、参加者全員が賛成し、決議案は原案通り可決された。議会は約5時間にわたり、審議を重ねた後、午後3時12分に閉会が宣告された。今後も引き続き、市民の生活を守るための取り組みが求められる。