令和元年9月定例会(第3回)では、熱中症対策や米軍輸送機の低空飛行問題、公共交通の充実といった重要な議題が討議された。
まず、熱中症に関する議論が進む。高齢者の健康を守るための施策が求められ、特に猛暑時のエアコンの必要性が強調された。高齢者世帯のエアコン設置の助成については、他市では補助が行われている事例が挙がり、佐久市でも検討を進めるべきとの声が上がった。さらに、現在設置されている公会場へのエアコン設置助成も公の場での利用促進を図る上で重要であり、補助率の引き上げが提案された。
次に、公共交通に関するアンケート調査の実施が計画されている。市民の意見をより広く収集するため、選挙時のような手続きを用いてより多くの市民が参加できる方法を探る必要があると指摘された。特に、高齢者や住民が交通サービスへのアクセスを高めるための施策が求められ、デマンドタクシーの利便性向上につながることが期待される。市職員のノーマイカー通勤の取り組みも注目され、公共交通の利用促進に寄与するよう継続していく意向が示された。
最後に、米軍輸送機の低空飛行問題についての意見が交わされ、住民の安全を守るための必要な措置として、米軍や政府に対して要請を続けるべきとの立場が強調された。さらには、市長が市民の声と地域の意見を重要視し、関係機関との連携を深める考えを示した。これにより、公共交通サービスの充実とともに、市民の安全が確保されることが望まれている。以上のような様々な課題に対して、地域に根ざした策定が進められ、実効性のある取組が期待されている。