令和3年佐久市議会第4回定例会が11月24日に開催され、28件の議案が上程される。この中には、重要な施策が盛り込まれ、新型コロナウイルス感染症対策や女性活躍支援が取り上げられた。
市長の柳田清二氏は、新型コロナウイルスの状況について、全国的に感染者数は減少傾向にあると述べた。市内では9月19日以降新規感染者が発生しておらず、医療従事者と市民の共同の努力が実を結んでいると評価した。
本会議では、佐久平女性大学(仮称)の設置についても説明があった。市長は、女性が社会で活躍できる環境を整えるため、この大学の設置を推進していると強調した。また、そのために必要な条例改正案および補正予算案を議会に提出した。
さらに、子育て支援センター(仮称)の整備についての取り組みも報告された。核家族化が進み、両親などからのサポートを受けられない家庭を支援するため、専門職員を配置し、様々な相談に対応する施設の設置を目指していると市長は述べた。
また、地域の教育・福祉拠点としての佐久市東会館が来月竣工予定である。地域活動の拠点として、市民の利便性を向上させるために、様々な施設を整備したと報告された。
さらに、全国高等学校駅伝競走大会への出場についても触れられた。佐久長聖高校が長野県大会で優勝し、全国大会への出場を決めたことが伝えられ、さらなる支援を呼びかけた。
市長は、議案総括説明の中で、28件の条例案、事件案、予算案を説明した。特に、一般会計補正予算案は、全国大会出場交付金関連で300万円の増額が含まれており、適正な支出と認識されている。議案の質疑に対しても、議員から活発な意見が出され、補助金に関する考慮が求められる場面もあった。
これらの施策の実施に向けた対応が求められ、会期は12月20日まで続く。議案審議は今後各委員会で行われ、最終的な採決は追って行われる見込みである。