令和2年9月の佐久市議会第3回定例会は、24名の議員が出席し、重要な議案が審議された。
この定例会では、特に追加議案が注目され、柳田清二市長による説明が行われた。議案には、教育用コンピューターの購入、工業団地整備事業の請負契約変更などが含まれている。
具体的には、教育用コンピューターの購入を目的とした議案が3件提案された。いずれも国のGIGAスクール構想に基づくもので、実現に向けた重要なステップとなる。この計画は、全児童の学びを支えるための1人1台のパソコン整備を目指しており、合計で2,754台のコンピューターを購入予定だと小泉茂学校教育部長が強調した。
さらに、佐久臼田インター工業団地整備事業では、地元からの要望に応え、調整池等の機能強化が新たに追加される。上原賢一経済部長は、契約額の増額として1892万円を提案し、総額が3億3684万2000円に達することを明らかにした。
また、佐久平駅南1号線の道路築造工事に関する議案も上程された。柳沢文弘建設部長は、12億4850万円での工事契約が決定したと述べ、これによって交通インフラの改善が期待される。議案の質疑には特に異議もなく、委員会付託が決議された。
小林松子議員からは、9月4日の一般質問における発言の取消しが申し立てられた。発言の内容に誤解が生じたことをお詫びし、議長によりその申出が許可された。
このように、議会は重要な決定に向けた議論を進め、多くの市民に影響を与える事項を慎重に扱っている。当然、コミュニティの健康と教育の向上を目指すための議論は今後も続いていく。