令和3年9月15日、佐久市議会第3回定例会が開かれ、重要な議題が審議された。議題には新型コロナウイルス感染症対策を含む予算案の補正が含まれており、市民生活に直結する内容が多く議論されることとなった。
議長の柳澤潔氏は、追加議案について報告を行った。議案には、臼田総合運動公園サッカー場の整備工事請負契約、一般会計補正予算の2件、さらに人権擁護委員の推薦に関する諮問案が含まれている。
市長の柳田清二氏は、補正予算の必要性を強調した。この予算は新型コロナウイルスの影響を受けた事業者への支援を目的としており、具体的にはイベントの中止や延期に伴う支援金の配分を行うことが含まれている。柳田市長は「本市においても経済活動が厳しい状況にあるため、必要な支援を行う」と述べた。
議案第106号では、一般会計補正予算(第8号)についての審議が続けられ、経済建設分科会において詳細な検討が行われた。ここで予算の中身として、イベント補助金などが論点に上がった。委員からは「コロナの影響の大きさを考慮し、適切な支援策が求められる」との意見が出た。
また、議案第105号は臼田総合運動公園のグラウンド整備に関するものであり、担当の土屋孝社会教育部長は「この整備が地域のスポーツ振興に寄与すると期待されている」と説明した。
人権擁護委員の推薦に関する議案についても質疑があり、審議の結果、推薦されたメンバーは今後の人権擁護活動において重要な役割を担うことが期待されている。
最終的に、さらなる議論と情報の明確化を進めるため、議案はいずれも可決された。新型コロナウイルスの影響が続く中で、地方自治体は積極的な支援策を講じる必要性が求められている現状が浮き彫りとなった。この議会の内容は、今後の施策に影響を及ぼすものと考えられている。