令和3年6月定例会では、佐久市の文化振興や交通政策、野生鳥獣による被害、ワクチン接種の状況について討議され、重要な課題が明らかになった。
文化振興については、文化芸術が地域の活性化や住民の心の豊かさに欠かせないと認識されているが、市民からは文化活動の情報が乏しいとの声も挙がっている。特に、市民の参加を促すための施策を強化する必要性が強調され、市の文化振興計画の改定が予定されているとのことだ。
また、アーティストバンクの登録状況では、148名のアーティストが登録されており、地域に密着した文化活動が期待されている。今後、この登録者の活用を促進し、アーティストと市民との直接的な交流が進められることが望まれる。
生理の貧困対策に関しても緊急性が指摘され、市では防災備蓄品を活用し生理用品の無償配布を実施。これは、経済的困難に直面する女性や子供への支援となる。今後の課題として、周知方法や、継続的な支援体制の整備も提起された。
新型コロナウイルスのワクチン接種については、市は希望する全ての高齢者への接種を予定通り進めていることが発表された。しかし、接種を受けない選択が尊重されるべきであり、さらなる啓発が求められている。