令和2年3月の定例会では、佐久市の発展に向けた様々な課題が議論された。特に、佐久平駅南土地区画整理事業や市立図書館に関する意見が多く寄せられた。この中で、三石義文議員は、佐久平駅南の整備状況や土地利用について質問し、上原建設部長は新しく進出する地元企業の意向調査を行った結果、約20社が関心を示し、応じたと説明した。その中でも、大規模店舗より地元の中小企業が中心となることが強調された。
また、地域商店街の活性化にも言及され、その影響を緩和するための策が求められた。今後は商業施設の整備が期待され、地域経済活性化への貢献も示唆される。市経済部長は、地域商店街とのコミュニケーションを重要視し、それぞれの活性化策についても今後検討していく考えを示した。
佐久市立図書館についても進捗が語られ、サービス向上のための活動が重要視された。具体的には、読書通帳の活用やインターネット予約の拡充が確認された。生涯学習の場としての図書館機能が地域貢献につながるよう、一層の努力が求められた。
この定例会では、未就学児の交通事故防止対策も議題に上り、近年の事故を受けた安全対策が語られた。特に、保育所周辺のキッズ・ゾーン設置が提案され、具体的な計画が進行中であることが確認された。市民や関係機関が協力して、より安全な環境作りに取り組む必要が訴えられた。
また、教員の働き方改革についての法改正も触れられ、教育長は生徒や教職員の環境改善に向け、慎重な姿勢での対応を表明した。今後の進展により、教員の労働環境が改善されることが期待される。