令和元年6月6日、佐久市議会において第2回定例会が開会した。
市長の柳田清二氏は、会議に先立ち招集の挨拶を行った。挨拶では市内の農作物の状況や東京オリンピックの聖火リレーへの選出に言及した。特に聖火リレーについては、地域の盛り上がりを促進する意向を示し、地域経済の活性化に寄与することが期待されているという。
議会には、条例案4件、事件案4件、予算案2件の合計10件の議案が提出された。市議会議長の神津正氏は、議会運営委員長の関本功氏から会期の決定について報告を受けた。会期は合計26日間であることが決定され、一般質問の通告締切も設定された。
今回の定例会において市長は、消費税率の引き上げに伴う条例整備や、災害弔慰金の支給等に関する条例の改正について説明した。消費税に関する条例案では、税率変更に伴う料金や使用料の見直しが含まれている。また、介護保険料軽減措置についても、対象世帯の拡大が提案されている。
加えて、防災行政無線のデジタル化整備、辺地総合整備計画の変更、市道認定及び廃止に関する議案も審議にかけられた。特に防災無線のデジタル化は、市民の安心・安全を確保するために講じられる重要な取り組みと位置付けられている。
市民健康部長の畠山啓二氏や経済部長の茂原啓嗣氏なども出席し、各議案について説明と質疑が行われた。今後の審議では、各議案の詳細が議論され、最終的な決定が下される見込みである。市民の理解を得つつ一層の透明性を持った運営が求められる。