令和2年12月11日に佐久市議会第4回定例会が開かれ、議案が様々な議題について審議されました。
市長の柳田清二氏は追加議案として令和2年度佐久市一般会計補正予算案(第11号)を提出。この予算は、新型コロナウイルス感染症に対する対策として、成人式を安全に開催するための経費を含むものであり、総額698億4152万5000円を目指しています。市長は、この新成人に対するPCR検査により、参加者の感染リスクを軽減できるとの見解を示しました。
また、市の総務部長である佐藤照明氏は、歳入に関する内容の説明を行い、国庫支出金の増額補正について触れました。具体的には、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額に基づくもので、これにより予算の確保が図られます。
質疑では、議案第125号に関する内藤祐子議員の質問が注目を集めました。彼女は新型コロナウイルス感染症対策に関連した利子補給基金の目的と利用可能性について疑問を投げかけました。経済部長の上原賢一氏は、この基金が短期間の目的を持つものであり、基金の設置については国の方針に応じたものであると回答しました。
さらに、内藤議員は佐久市民会館及び公民館の使用料金の改定に関しても質疑を行い、前回の利用者にとって大幅な料金変更に対する配慮を求めました。これに対し、社会教育部長の三浦一浩氏は、料金改定の背景となる施設の機能向上を説明し、利用者への適切な情報提供の必要性についても言及しました。
この日の議事では委員会への議案付託が行われ、議会運営委員会での協議の結果を受けて、日程第4及び第5の議案がそれぞれ所管常任委員会及び陳情委員会に付託されました。今後の委員会の審査報告が期待されます。