佐久市は、令和2年3月に開催された第1回定例会において、46件の議案を審議した。
会議は、柳田清二市長の招集挨拶から始まり、議案の総括説明が行われた。本定例会では、特に令和元年度一般会計補正予算や令和2年度当初予算が主要議題となり、各議案について議員による質疑が行われた。
市長は、新型コロナウイルス感染症対策として、迅速な情報提供と初動体制の構築に努めると述べた。また、台風第19号の被災地支援として、3428万円の義援金を集めたことを報告した。市内の下水道の復旧状況についても言及し、令和2年度末の完全復旧を目指すことを確認した。
議案の中でも、特に予算関連の議案が多く、令和元年度一般会計補正予算については、災害支援金として3018万円を新たに計上する内容が含まれており、総額666億円を超える予算案が提案された。また、令和2年度の一般会計予算は461億円とされ、前年から若干の減少が見込まれる。
市議会は、提出された議案について原案可決を決定したが、特に災害関連の支援策に対する議員からの意見が目立った。市長の説明によると、予算は、災害からの復旧に直結する施策に重点が置かれる旨が強調された。
出席議員は24名で、会議は定足数を保持しながら進められた。今後の重要な日程としては、代表質問などを含む次回の本会議が3月6日に予定されている。議会運営においては、しっかりとした議論が行われたことが印象的であった。