令和元年佐久市議会第2回定例会は、6月21日に開催された。
本会議は、議長の神津正氏により開議が宣言された。出席議員は24名で、定足数を超えていることが確認された。議会では、報告事項として高橋良衛議員と神津正議長が在職10年の表彰を受けたことが伝えられた。
市長の柳田清二氏は、議案の上程を行い、二件の追加議案を提案した。ひとつは、佐久市特別職の職員の給与改正を行う条例案である。これは国の法改正に基づき、選挙執行経費の基準額が変更されたことに伴い、選挙長等の報酬を改定するものである。報酬は100円から200円増額される予定である。
もう一つの追加議案は、令和元年度佐久市子ども未来館展示製作・設置等業務委託契約に関わるものである。市民健康部長の小林聖氏は、業務委託契約について詳細を説明した。新たに展示を更新し、館内の楽しさを向上させることを目的とするもので、関連会社との契約金額は約1億6918万円となっている。
続いて議案質疑が行われた。内藤祐子議員は、消費税率引き上げに伴う利用料の値上げについて質問。市側は受益者負担の原則を述べ、透明性の確保を図るためには必要な措置であると強調した。内藤議員は市民感情に配慮すべきだとの懸念も表明した。
その他、全ての議案の付託も承認された。議会は明日から休会に入るが、7月1日に再開し、委員会の審査報告が行われる予定である。最後に、議会は午前10時30分に散会した。