令和2年12月7日、佐久市議会第4回定例会が開かれ、主に市政に対する一般質問が行われた。
高橋良衛議員は、コロナウイルスの影響に言及し、特に通学路の安全対策と道路整備状況について質問。通学路安全確保の重要性を訴えつつ、通学路交通安全プログラムの現状について質問した。小泉学校教育部長は、児童生徒が使用する通学路の安全確保について、142箇所の要望があり、現在91箇所に対して対策実施が決定していると説明した。
高橋議員は、通学路安全プログラムの進捗状況の周知が重要であると強調した。さらに、臼田地区新小学校に関連する通学路安全対策として、横断歩道橋の設置について進捗があったと報告した。教育長は地域の協力を仰ぎながら、横断等の安全対策を進める意思を示した。
さらに、県道三分中込線のバイパス化について、柳沢建設部長は事業の進捗状況について説明し、地域の意見を反映させた形で安全な通行を確保する方針を述べた。
次に、生活困窮者支援の話題に移り、生活保護の受給者数や相談件数についてデータが示された。セーフティーネットの重要性が再確認され、困窮者支援の必要性についても触れられた。
新型コロナウイルスの影響で特に経済的に厳しい状況にある中、福祉部長は、引き続き生活福祉資金の貸付けや住居確保給付金の申請に対するサポートを強化していく意向を述べた。また、行政が様々な連携を取り、支援の輪を広げていくことが重要であると強調された。
最後に、保育園関連についても言及があり、保育士の業務負担軽減や保育環境の質向上に向けたICT化推進について、具体的な方針や課題が述べられた。現場の声を聞き、しっかりとした施策を実行することで、地域の子どもたちに安心して過ごせる環境を整えたいとの決意が示された。