令和4年9月29日、佐久市議会第3回定例会が開かれ、議案の審議が行われた。主要議題として、令和4年度一般会計補正予算及び環境エネルギー事業特別会計補正予算の追加があり、多くの審議が行われた。
今回は、国が定めた女性デジタル人材育成プランへの支援を求める意見書案も可決され、女性の就労支援として重要な意味を持つ。
市長の柳田清二氏は、補正予算案の提案理由を説明し、一般会計に492万1000円を追加するとした。これにより、総額537億4963万8000円へ引き上げる狙いがあり、主に保育関連費用の還付金に充てられるという。
また、環境エネルギー事業特別会計の補正予算については、4917万8000円の追加が提案された。歳入が増加する見込みであることが強調され、市民生活への影響も注視される。
議案に対する質疑では、特に一般会計の補正予算案に対し、質疑が行われなかったと報告され、速やかな審議が進行した。議案が迅速に委員会に付託されることで、効果的な議論が進められる見込みである。
意見書案第4号も採択され、今後の支援の具体的な方向性が示された。特に女性に対するデジタルスキルの習得を促進し、就労環境の整備によって、地域のデジタル人材の育成を行う方針が打ち出された。これは、女性の経済的自立を図る上でも重要な施策だ。
議長の柳澤潔氏は、議事の進行を円滑に進め各議案についての質疑を設け、参加議員の意見も反映させる姿勢を示した。その結果、採決においても、すべての議案が全会一致で可決された。特に、付託陳情委員長からの報告によると、陳情に対する支持も広がっており、女性デジタル人材育成に向けた意識が高まっていることが伺える。
市民の意見をしっかりと反映した議会運営を進められていることが、今後の希望につながる。議会の行動が市民に対してどのような影響を与えるか、注視していく必要がある。最終的に、本会議は全ての議案を無事に可決し、議論の場を設けたことが評価される。議会の閉会時間は午後4時13分であった。