令和6年6月19日、佐久市議会において、第2回定例会の3日目が行われた。
議事が進む中で、さまざまなテーマに関する質問が行われ、特に結婚支援や少子化対策について重要な意見が交わされた。市長の柳田清二氏は、少子化対策が急務であると述べ、結婚支援を含む施策の充実を強調した。
結婚支援について、市では婚活イベントを開催し、パートナーを見つける機会を提供している。利用者からは、「男女の出会いを促進する施策があり、参加したい」との意欲が見られる。
一方、少子化が進む中でコウノトリ支援事業も重要な役割を果たしている。市からは妊活を行っている夫婦に対し、経済的負担を軽減するための助成が行われている。最も最近の実績では、令和5年度において助成の適用を受けた夫婦が22件あり、着実に支援が芽生えつつある。これまでの施策に加え、調査結果を基に新たな施策を模索している。
不登校の子どもたちに対しても、特に健康診断が重要視されている。市では不登校の生徒が受診できるよう手配を進めているものの、実際には受診できない障壁が存在し、この点への対応が求められている。特に医療面での早期発見に努める必要性が強調された。
また、移住促進の施策も検討されており、特に若年層が住み続け思える環境づくりが重視されている。市内での若者の流出を防ぐための取り組み、多様な働き方への理解などが話し合われ、企業との連携や地域資源の活用が求められた。このような施策は、市全体の活性化にも寄与する期待がされる。
最後に、八幡神社本殿についての修復が急務であるとの報告もあり、この文化財を保護するための補助金などが重要視されている。市では文化財保護のために適切な手続きを推進し、地域の文化的資源を大切にする方針を示している。