令和4年3月22日、佐久市議会第1回定例会が開会した。
会期は本日から3月24日までの32日間に決定された。また、議会では新型コロナウイルスに対する市の取り組みについても説明された。これに加え、今年度の予算案や新たな施策の上程があった。市長の柳田清二氏は、予算案の重要性を強調しつつ、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済の復興に向けた施策を述べた。
特に注目されたのは、女性の自立を促進する「佐久市佐久平女性大学」の開講計画である。市長は、この新たな取り組みが地域社会における女性の活躍を支援するものであると強調した。研修内容には、聴く力や話す力などが含まれ、地域リーダー養成に寄与することを目指している。
また、議案中には移住者向けの支援制度に関するものもあり、佐久市の魅力を発信することで定住促進を図る意向が示された。具体的な支援内容としては、移住検討者への滞在費補助金やリモートワークに対する支援金が挙げられる。
一方で、議案の中には新型コロナウイルス感染症対策予算が含まれており、多くの市民がその影響を受けている現状が強調された。市は、ワクチン接種スケジュールの見直し及び経済支援策の拡充を進めていく方針を明らかにした。この取り組みに対し、議員からはさらなる情報提供や周知が求められた。
最終的に、令和4年度の総額496億円の一般会計予算案が提出され、次回の会議において詳細な審議が行われる予定である。市長は地域の持続可能な発展を願い、積極的な策を求めた。議会全体としては、市民に寄り添った施策の推進が期待されている。